こちらの写真は
Wat Samphran Dragon Temple(ワットサムプラン ドラゴンテンプル)
というタイに実在する寺院です。
まるで現実のものとは思えない、ゲームのようなジブリのような世界観の風貌をしていますよね。
しかも、テーマパークでもなく本物の寺院なのですから驚きです。
私自身、数年前に写真を見て、寺院の存在を知った時は衝撃を受けました。
最近、この寺院の存在を思い出し、バンコクから1時間程のナコンパトムという所にあるので行ってみました。
こちらでは寺院の様子やバスでの行き方をご紹介していきます。
同じナコンパトムには世界一大きな仏塔のあるワットプラパトムチェディという寺院もあります。
気になる方はこちらをご覧ください。
ドラゴンが巻きついている寺院「ワットサムプラン」。寺院内の様子とバスでの行き方
バスから降りて道路を渡ると赤い看板と門があります。
門には仏様アートが施されています。
ここから入り中へ進んでいきます。
木が生い茂っているため、ドラゴンの塔の全貌は捉えられないですが、割としっかりと見えます。
廃バスがあったりしますが、そのまま進みます。
塔の正面へたどり着くと、早速異様な光景が目の前に広がります。
白い衣を着た女性がたくさんいらっしゃるので、どうやら尼さんの寺院のようです。
塔の前の囲いの中には大小様々な壺とドラゴンがいます。
可愛い和尚さんの像もありました。
こちらは自分が願いたい事にめがけて投げ入れたり、当てたりして、運気アップを願うようです。
仕事のことや、健康のことなど色々な項目がありました。
とりあえず、まずは真ん中の大きな壺に入るか、力加減などを試してみて、次に願いたい事に書かれている通りにしてみました。
的が小さな壺だったりと、結構難しいのもありました。
重めのコインの方が狙いやすいかもです。
なのでチャレンジしてみたい方は小銭を多めに用意して行く事をおすすめします。
願いごとなどはちゃっかり英語表記されていますので安心してください。
英語表記があるということは観光スポットになっているのかな?と思ったのですが、ガイドブックにも掲載されておらず、バンコクからアクセスしずらい事もあるからか、海外から来ている人は少なかったです。
この時の、外国人は私と欧米人の夫婦が1組だけでした。
それほど人はいなかったのですが、あとはタイの方と思われるカメラ好きの方が数組、地元の方が数組でみんな自家用車で来ていました。
願掛けの囲いの奥ではドラゴンボールのようなボールを2体のドラゴンがハート形で支えています。
そしていよいよ塔の中へ入ります。
入り口で靴を脱いで入ります。
中には尼さんがいて、タンブン(寄付)と記帳の紹介をされます。
20バーツ寄付し、名前とJapanを書きました。
そして、階段を登るとすぐに大きな口が現れます。
ここがドラゴンへの入り口です。
ドラゴンの体の中を通って、塔の上まで登っていきます。
まるでアトラクションのようですが、ドラゴンの体内は薄暗く、入り口はピューピューと音が鳴っていてちょっと怖い感じがします。
鳥の鳴き声も聞こえてきます。
コンクリートがむき出しで、アンモニアのような鼻を刺す匂いがします。
それに加え、入り口で靴を脱いでいるので裸足で進まなくてはいけません。
塔は80mの高さがあるため、結構な距離があり、中々いい運動になります。
体内は坂道を登っている事もあり、暑いのですが所々に扇風機が設置されています。
ドラゴンの体の中を抜け、ついに塔内へ。
窓から見えるドラゴン、迫力があります。
こんな窓は他にはないでしょう。
塔内は広い開放感のあるスペースとなっています。
くつろぐ場所のようです。
街の景色も一望できます。
ヤシの木が多い茂っている所があり、常夏感満載です。
お仏像と、何やら大きな亀の甲羅が見えます。
急な階段を登り、最上階へ行くと、ドラゴンが間近に見えます。
ドーム型の屋根が可愛い
1階をまた目指すため、再びドラゴンの体内へ
下り坂なので、勝手にスピードが出て、登る時の1/3程の時間で降りれちゃいました。
こちらにコインを入れる所があったのですが、ゲームのようにピコピコ光るのでしょうか?コインを入れなかったので不明です。
1階にもお仏像が何体かあります。
1階の真ん中には棺のようなものも置いてありました。
塔の外側にもお仏像があります。
尼さんがこれ綺麗だから撮るといいよと教えてくれました。
行事の紹介でしょうか。写真がありました。
みんなピンクの衣をまとっています。
敷地内の地面のいたる所に、手形や足型があります。
尼さんたちのか、住んでいた人達のか、信者さん達のかなのでしょう。
所々に、子どものもありました。
大きなゾウや孔雀
ドラゴンの橋
真っ暗な地下へと続く、トンネルがありました。
写真では明るいですが、かなり暗かったです。
恐る恐る進んで行くと、 真ん中に何かが置かれています。
更に進むと、太鼓が置いてありました。
地上に出て行くと、道の両サイドが高くなっていてそこを通ります。
もしかすると雨などがこの高さまで来るのかな?
だとすると、トンネルの所は地下だから雨が入って行くんじゃないのかな?
と思い振り返ると、上から眺めていた大きなカメでした。
どうやらカメの中を通って来ていたようです。
そして、カメの口は閉じられるような作りをしていました。
これで雨が入り込む心配はなさそうです。
敷地内の地面はあらゆる所に絵が描かれてもいました。
こちらは駐車場なのですが、ハートが可愛くって撮ってみました。
こんな所にもハートがいっぱいありました。
寺院のパンフレットをもらったのですが、英語記載で、私の乏しい語学力では難しいのですが、私なりに解釈してみた事を少し掲載します。
ひれ
上に上がるのをサポートし、戦う時の武器になる役割があるそうです。
緑と金の鱗
生い茂った木々のような幸せを意味するそうです。
5本の指
世界中で、大きな地位と、最強のパワーを持つことを象徴しているそうです。
爪
研磨や掃除、高い地位をしっかり掴みとるための強力な武器を象徴しているようです。
しっぽ
力と必要とする正しい道へと導くことを象徴しているようです。
ピンクのお腹
素早く動き、いかなる障害もすり抜けるということを象徴しているようです。
あご髭
全ての印の中心を意味しているようです。
舌
良い味に触れる場所ということを象徴しているようです。
口髭
指導者からの光線に触れられる事を意味しているようです。
4つの足
希望通りの成功に進んで行くことを現しているようです。
歯
体の健康のために美味しい食べ物を濾過するのに使う場所とされているようです。
また、このドラゴンの特徴は仏教において悟りの智慧を完成した境地、涅槃に至るための、八聖道と同じ8種類の動物から生まれているようです。
1.ライオンのような力
2.ヘビのような輝きと動き
3.魚のような前向きな姿勢
4.鹿のようにりりしいつの
5.タカのように遠くを見れる目
6.牛のようにいい事をかぎ分ける鼻
7.馬のような素早さと忍耐
8.安定した職業と地位をつかめる鳥のような足
といった特徴がこのドラゴンにはあるようです。
あくまで私なりなので、間違ってるかもしれません。。。
行き方
バンコクから40km程の所に位置しています。
タクシーが1番簡単ですが、タイの方も知らない方が多そうです。
バスで行くにはまず、BTSのシーロムラインの終点、バンワー駅へ向かいます。
4番出口から出て、バス停へ向かいます。
ちょうどセブンイレブンの前がバス停なので、朝ごはんを買って、食べながらバスが来るのを待ってました。
バスは84番のエアコン付きのイエローバスに乗ります。
84の数字の前にタイ文字が確か2文字書かれていました。
84番というバスは他にもオレンジや他の色のバスもありましたが、黄色です。
オレンジも一瞬、黄色?と思うかもしれないですが、しっかりと黄色の色をしたイエローバスに乗ってください。
バスが来たら、手を挙げて、乗りたいアピールをしてください。
でないと、停車してくれません。
バスが停車したら、すぐに乗り込みましょう。
車掌さん(金属の筒を持った人)がくるので、「ワットサムプラン」と伝えます。
万が一間違えて乗っていたらすぐに、教えてくれるかと思います。
合っていれば、そのまま運賃を支払います。
運賃24バーツ(日本円約84円、1バーツ約3.5円計算2019年7月1日現在)
支払って小さな紙切れを受け取ります。
この小さな紙が領収書なので、受け取ったら、バスを降りるまでは念のためなくさないようにしてください。
提示を求められることもあるようです。
あと、到着してもタイのバスは基本的にアナウンスしてくれません。
アナウンスしていても、タイ語で早くて聞き取れません。
しかも、降りたい場所へ着く前に降車ボタンを押しておかなければいけません。ですがボタンは、日本のバスのように、1席に1つ、立っている人ように手すりにもといった風にはありません。
天井にぽつんとだったり、ドア付近だったり、見つけられないままのこともあったりしました。
なので、行きたい所を伝えておくと、優しい人だったら、到着した時に知らせてくれたりもします。
マップが使える方は自分でも位置確認しておくと安心です。
私は、バスに揺られ気づいたら寝てしまい、窓の外をふと見ると、ドラゴンタワーが見えました。
慌ててシャッターを切り、車掌のおばちゃんが降車ボタンを押してくれて、無事、バスを降りる事ができました。
覚醒してから10秒ほどの出来事でしたが、優しいおばちゃんのお陰で助かりました。
寝てて、急いでバスを降りたので、乗車時間が一体どのくらいかかったのか不明です。
ただ、乗車時、車掌のおばちゃんにどのくらいかかるか聞くと、交通状況にもよるけど、1時間位と言っていたので、その位の時間はみておいた方が良さそうです。
帰りは反対車線の同じバスに乗ると、BTSのバンワー駅まで戻れます。
タクシーも少しは通っていましたし、Grabタクシーも呼べるようでした。
さいごに
寺院は木もたくさん茂っていたり、池もあったりし、虫がたくさんいました。
外にいる時は、小さい虫が常に周りを飛び交っていました。
虫除けスプレーが効くかは不明ですが、蚊にも刺されたので持って行ったほうが良さそうです。
塔内へ入る時は靴を脱ぎ、ドラゴン体内はコンクリートむき出しな上にアンモニア臭がするので、予備の靴下があると良いです。
掃除もされているので、汚くはないのかもしれないですが、気持ち的に楽だと思います。
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