『二人の嘘』一雫ライオン

『二人の嘘』一雫ライオン

10年に一人の逸材と言われるほど優秀な判事で、皆が振り返るほどの美しさを持つ礼子。

だが、他人との会話も時間がもったいないと考えていたりと感情がない。

最近、かつて正当防衛になるだろううと思われていた裁判で、礼子の発言がきっかけとなり有罪判決となった、蛭間という男性が裁判所の前に立っていることを知る。

判決に対する不服があるのか?

判決にミスがあったのか?

蛭間のことが気になり公判資料を見返していると、違和感を覚える。

そんなある日、駅で「私の裁判を担当してくださった裁判官の方ではないですか?」と突然声をかけられる。

そして、「判決を考えてくださってーありがとうございました。」と言われる。

人に興味を示さない礼子が、ますます気になり、夫がいる身にも関わらず、蛭間という人間に惹かれていく。

裁いた側と、裁かれた側のミステリー要素もある大人のラブストーリー。

  

以下ネタバレを含む感想があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただただ悲しすぎる結末だった。

蛭間の大切なものを守るという心の強さには胸を打たれた。

こんなにも強く生きられるだろうか。

二人で静かに過ごせるとよかったのに。。。

そこもきっと蛭間の、妹の尊厳を守るという思いと、礼子は礼子の世界で幸せになって欲しいという思いが強かったのだろうなと。

そのためには、ラストは死ぬしかなかったのか。。。

そんなことはないはずなのに。。。

悔しい。

読み終わった後にも、引きずってしまう。

そんなストーリーだった。



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