『新しい名字 ナポリの物語2』エレナ・フェッランテ
『リラとわたし ナポリの物語1』の続編で、ふたりの少女の10代の20代はじめを描いている。
若くして結婚した聡明で美しいリラ。
結婚により裕福になり、欲しいものを買い、モデルのように着飾り華やかしように見えたが、結婚生活は苦しいものであった。
一方エレナは、恋をしたりしながらも勉強を必死に続け、ピサの大学に入学し、ナポリを離れた生活を送っていた。
小説を書き、彼にプレゼントしたことから、その小説が出版されることとなる。
分厚い本で、細かい描写や、心の中の考え、感情などが、長く書かれているが、流れが自然なので、長ったるいなという感情などを持つことなく、のめり込んでしまう魅力が詰まっている。
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