『流浪の月』 凪良ゆう

2020年の本屋大賞の大賞受賞作品です。 

毎日公園でこども達を見ている、ロリコンと思われる19歳の大学生が、9歳の少女を誘拐し監禁したとされる事件が起こります。

実際は世間が思うような関係ではないのに、何年経ってもメディアや周囲の人たちが勝手に憶測し、悪く言われてしまいます。

その当事者2人の間にできた絆を描いているストーリです。

吸い込まれるように一気読みしました。

作中に「事実と真実は違う」という言葉が出てきたのですが、その言葉がとても心に残ります。

人の言葉や話を自分はどれだけ理解できているのかと考えさせられます。

また、自分の伝えたいこともきちんと伝わっていないこともあるんだろうなと思います。

 

さいごに

装丁がおしゃれなのもちょと嬉しい本でした。

アイスクリームがとっても美味しそう〜。

 

凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』も面白かったのでオススメです。



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