今回は、SDGs時代の環境問題の最前線の本のご紹介です。
長年、NHKのディレクター、プロデューサーとして環境キャンペーンの責任者を務め、地球温暖化や気候変動の取材を続けてきた堅達京子が書かれています。
私は「プラスチック問題」について、漠然と気になっていて、少しずつでもいいから行動を変えなければいけないなと思っていました。
そんな時にこの本を見つけて、ちょっと勉強してみようと思いました。
読み始めると本気で環境問題について考え、一刻も早く行動を起越さなければ!という考えに至りました。
知らなかったこともあり、絶対に知っておくべきことなのに知らなかったなんて・・・という焦る思いも出てきました。
日本ではレジ袋が7月から廃止になりました。
日本の取り組み方は中々遅いようですが、ここから頑張っていく必要があります。
環境問題についてあまり興味がないといった方、他人事ではありません。
ぜひ今一度、考ええるきっかけになるといいなと思い、本の一部分をご紹介していきます。
『脱プラスチックへの挑戦』堅達京子
2016年、世界経済フォーラムの年次総会、通称ダボス会議で衝撃の予測が公表されました。
このままのペースでプラスチックが増えつづければ2050年には、海の中のプラスチックの質量が、魚の重量を超えるというのです。
5mm以下のプラスチックマイクロプラスチックの問題も深刻です。
小さいプラスチックのため、海洋生物などが摂取し、どんどん体内に蓄積されていきます。
それを人間が摂取し、体内に蓄積されるとどのような影響があるのでしょうか。
恐ろしいです。すでに、人間のは排泄物からも見つかっているようです。
プラスチック問題の本質は、“地球の限界”と深く結びついており、地球温暖化や気候変動の問題とも密接に関わっているため、この本ではそのことについてしっかりと書かれていました。
また、2019年4月にNHKで放送したBS1スペシャル「”脱プラスチック”への挑戦〜持続可能な地球を目指して〜」の取材をもとにその後の各国の動きや企業の最新動向を交えて、プラスチックをめぐる世界の状況をわかりやすく紐解いてくれています。
私がとても興味を持ったものがボイヤンの活動です。
オランダ生まれの25歳のボイヤン・スラットはオーシャンクリーンアップのCEOを務めています。オーシャンクリーンアップの目標は、巨大なプラスチックごみの回収装置を使って太平洋ごみベルトのプラスチックゴミを5年以内に50%回収装置することだそうです。
急がなければどんどん小さなプラスチックになてしまいます。
最近ではナノプラスチック(直径が1mmの1万分の1未満のプラスチック)になってしまう懸念も出てきています。
ナノプラスチックだと細胞膜を通り抜けてしまいます。
人体や生態系全体への影響が明らかになってからでは手遅れとなってしまいます。
そして私たちはクレジットカード1枚分のプラスチックを過剰摂取している可能性があるというのです。
私たちの暮らしにはマイクロプラスチックが至るところに入り込んでいます。
とても恐ろしいです。
地球上のあらゆる生物や私たち自身の健康のためにも、環境問題についてしっかり考えることはとても大切だとみにしみました。
本当に勉強になるのでオススメの本です。
なるべく早く読んでみるべき本だと思います。
さいごに
こんなことを書いておきながら私はまだまだできていないことだらけです。
ですが今後、家庭用品などは、プラスチックの物が安くて助かるのですが、プラスチックの物はなるべく買わないように心がけていこうと思います。
今、観葉植物のジョウロと、スプレーボトルが欲しいのですが、もちろんステンレスや、ガラスなどの素材でおしゃれなものを探してみています。
あとは少し前からジップロックのバッグからシリコンバッグへ変更し、繰り返して利用できるものを使い始めてみました。
ぜひ一緒に頑張りましょう。
「南極ダイアリー」という南極の動物や環境から温暖化について考える本もオススメです。
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