留学中に母国、鮨の国が消失し、ヨーロッパを点々としているhiruko。
ヨーロッパ大陸で生き抜くために独自の言葉を編み出します。
テレビ出演がきっかけで言語学を研究しているクヌートと出会います。
hirukoと同じ母語を話す人を探す旅に出ます。
言語を通して色々な国の人に出会い母語とは?言葉のことについて考えていきます。
クヌートが言った「僕らみんなひとつのボールの上で暮らしている。遠い場所なんてないさ。いつでも会える。何度でも会える。」
本当に簡単に会えそうに思えてくるので素敵な表現だなと思いました。
不思議なお話でしたが、なんだか引き込まれていく魅力がありました。
hirukoの言った「恋人はコンセプト。わたしたちは並んで歩く人たち」
という恋人の言い回しもなんだかいいなと思いました。
こちらの本には続編があるのでそちらも読んでみたいと思います。
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