『八十日間世界一周』ジュール・ヴェルヌ

『八十日間世界一周』ジュール・ヴェルヌ

1873年にフランスで出版された、80日間で世界一周を目指す冒険小説です。

 

ロンドンの革新クラブのメンバーのフィリアス・フォッグ。

立派な紳士ですが、とても変わった人物で、彼についての情報がほとんどありません。

お金持ちであるのですが、どのようにして財をなしたのか謎めいていました。

彼が動揺したり興奮したりするところを、他の人は見たことがなく、数学のように正確な行動をし、日々の生活を送っています。

フォッグに仕えていた召使は髭剃り用のお湯の温度を守らなかったために、クビとなり、新しい召使を迎い入れる事になりました。

新しい召使はフランス人のパスパルトゥーと言います。

パスパルトゥーは今まで、色々な所で召使の仕事をしていましたが、どの家の人も落ち着かず、冒険を求めて移動する人達でした。

それが耐えきれず、規則正しい生活を送るフォッグの元にやってきたのです。

 

革新クラブで、ロンドン銀行で5万5000ポンドという大金が盗難にあい、犯人はどこに逃げるのかが話題に挙がります。

今は三ヶ月で世界一周ができるというメンバーに対し、「八十日だけで可能です。」とフォッグは答えます。

新聞に80日での日程が書かれており、メンバーがトラブルがそこには含まれていないと言うのですが、フォッグは、それらも全て含まれていると答えます。

そして80日で世界一周ができるということに2万ポンド賭け、証明するために、やっと落ち着けると思っていたはずのパスパルトゥーと旅に出かける事となります。

エジプトでは、フィックスという刑事が銀行の盗難事件の犯人を捜索しており、フォッグが犯人像に似ているため、犯人だと思いフィックスは見張っていました。

しかし逮捕状が届かないため逮捕できず、2人の旅にについて行きます。

インドでは、サティーという人身御供、生け贄にされそうになっていた若い美しい女性のアウダ夫人を助け、旅に同行させたり、部族にパスパルトゥーが連れて行かれたり、船を乗っ取ったり、様々なことが起こります。

フォッグは常に冷静で状況判断し、パスパルトゥーはちょっと抜けているけれど、時には勇気ある大胆な行動をとりながら世界旅行をしていて、とても面白かったです。

まるで一緒に旅をしているかのような気分になりました。

日本の横浜も登場し、日本人としてちょっぴり感動。

急いでいる旅なので、とてもスピーディーな展開で、トラブルに見舞われると、時間がないのに大変だとこちらまでドキドキハラハラしました。

またフォッグはお金持ちなので、バンバンお金で解決していく感じも読んでいて清々しい気持ちになりました。

飛行機でビューンと行ける今、80日間と聞くと、とても長く感じますね。

当時は本当に世界を旅行するという事はとても大変なことだったのだろうなとつくづく思います。

この当時に海外へ行っていた人たち凄いなぁ。

決して、お金のために旅に出たのではないフォッグ。

「そもそも人は、得られるものがもっと少なかったとしても、世界一周の旅に出かけるのではなかろうか。」と言うラストの文章はとても共感しました。

さいごに

この本の作家さんジュール・ヴェルヌさんの読んでみた作品

 

少年たちが無人島で過ごすことになる

・「十五少年漂流記

無人島に流れ着いた15人の少年たちが、知恵を振り絞り生きていくために奮闘します。

・「地底旅行

火山の火口から地底の中へと入り、地球の中心を目指す旅に出かけます。

火山の火口から地底の中へと入り、地球の中心を目指す旅に出かけます。



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