『羊は安らかに草を食み』宇佐美まこと
『羊は安らかに草を食み』宇佐美まこと 認知症になった86歳の益恵。 益恵の現夫の三千男は、過去の断片が、まあさんを苦しめ、それまで理性で押さえつけていた物が溢れ出してきているという気がしてならない、まあさんの心のつかえを…
『羊は安らかに草を食み』宇佐美まこと 認知症になった86歳の益恵。 益恵の現夫の三千男は、過去の断片が、まあさんを苦しめ、それまで理性で押さえつけていた物が溢れ出してきているという気がしてならない、まあさんの心のつかえを…
『四隣人の食卓』ク・ビョンモ 「夢未来実験共同住宅」という人里離れた所にある、少子化対策として国が整備した若い夫婦むけの共同住宅を舞台に、そこに暮らす4家族のストーリーです。 庭にある、大きなテーブルを囲み、毎日みん…
『クララとお日さま』カズオ・イシグロ 2017年のノーベル文学賞受賞後、初めての長編小説です。 AIを搭載したロボット、人工親友のクララ。 クララはお日さまの光を栄養としていて、道端にいて動かなくなった物乞いの人と、その…
『永い言い訳』西川美和 主人公は人気作家の衣笠幸夫。 愛人と過ごしている時に、妻が旅先で事故に会い、妻の親友と一緒に亡くなります。 夫婦関係は長年冷めており、妻が亡くなっても涙が出ませんでした。 2人の間に子どもはいない…
『モード後の世界』栗野宏文 セレクトショップブランドで人気のユナイテッドアローズの創業者のひとりの栗野宏文さん。 現在は上級顧問で、クリエイティブディレクターとして活躍されています。 社会潮流の読み方、おしゃれとは、ファ…
『風の歌を聴け』村上春樹 村上春樹さんの長編、1作品目です。 大学生の主人公の僕と、鼠、指が4本しかない女性が過ごした夏の18日間の物語。 舞台は日本なのですが、日本ではないような不思議な空気感に包まれていていました。 …
『Red(レッド)』島本理生 イケメンの夫との間に、夫にそっくりの可愛い2歳の娘がいる塔子の不倫の話です。 夫の両親と同居し、お義母さんとも仲が良く、子育ての協力もしてもらい恵まれた環境にいるはずでした。 ある日、友人の…
『青い鳥』重松清 中学の非常勤講師の村内先生。 村内先生は国語の先生ですが、言葉がつっかえてしまい上手く話すことができません。 いじめの加害者になってしまった生徒や、父親が自殺しまって苦しむ生徒、家族の愛を知らずに育った…
『「空腹」こそ最強のクスリ』青木厚 2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した「オートファジー」研究をもとに生み出された食事法をご紹介している本です。 オートファジーとは、細胞内の古くなったタンパク質が新しく作り変えら…
『エンデュアランス号漂流記』アルフレッド・ランシング 1914年、アーネスト・シャクルトンを隊長とした、28人の探検隊員が南極大陸陸路横断に挑戦し、エンデュランス号に乗り出発しました。 しかし途中でエンデュアランス号は流…