『デトロイト美術館の奇跡』原田マハ
舞台はアメリカのデトロイトにあるピカソやゴッホ、マティスにモネ、セザンヌなどのコレクションを所蔵しているデトロイト美術館(Detroit Institute of Arts)。通称DIA。
市の財政破綻のために、コレクションを売却するという案が持ち上がったのですがその売却を阻止し、救済するというストーリーです。
実話に基づくフィクションなのですが、実際にデトロイトでは2013年に財政破綻し、DIAコレクション売却案が浮上していたようです。
アートを友だちと呼び、DIAを友だちの家と表現しており、とても素敵だなと思いました。
そして、デトロイト市民のアートを大切にしている気持ちにも感動しました。
本物の絵画を見に行きたくなる小説です。
近くに美術館があったらいいのになぁ〜。
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