バンコクに住み3年が経つ恵子。恵子は王族の血を引き、内務省に勤めているサンスーンが買ってくれた家に住んでいました。
思い出のホテルである日本人男性と出会い、物語が急展開していきます。
登場人物の絡み合う人間関係や恋愛感情、そしてバンコクの独特の雰囲気を感じられるストーリーでとても面白かったです。
バンコクに長期滞在していたため懐かしくも感じましたが1992年に刊行されているため、またちょっと違っているのかななどと想像したりし、楽しかったです。
バンコク旅行に行ったことのある方や、行く予定のある方はきっと面白く読めるんじゃないかなと思います。
さいごに
こちらの小説は、バンコクが舞台という理由で選んだのですが、他のバンコクが舞台となっている読んだことのある小説をご紹介します。
・『サヨナライツカ』 辻仁成
・『マンゴーレイン』 馳星周
・『暁の寺』 三島由紀夫