『一人称単数』村上春樹
村上春樹さんの久しぶりとなる新作で、短篇集です。 個人的にチャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ、謝肉祭、品川猿の告白、ラストの一人称単数が特に面白かったです。 タイトルにもなっている一人称単数とは話し手(自分自身)…
村上春樹さんの久しぶりとなる新作で、短篇集です。 個人的にチャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ、謝肉祭、品川猿の告白、ラストの一人称単数が特に面白かったです。 タイトルにもなっている一人称単数とは話し手(自分自身)…
コスメ業界で働く女性たちのストーリーです。 主人公の沙美は化粧品会社のPR担当として働き、キャリアを積んでいきます。 とても華やかでキラキラした世界なのですが、その裏側はドロドロ。 雑誌に掲載してもらうための売り込みや接…
親友のお葬式で、亡くなった親友との絆を勝手に強調するような弔辞を読む人たちを不快に思い、生前葬をしようと考えていた主人公の本宮直樹。 生前葬についての計画を立てていたのですが、妻が重い病気にかかり、寿命が近いことを知りま…
最近読んで面白かった本のご紹介です。 ロサンゼルス在住の菊枝・オルコット。 富豪の夫を亡くし,ランチョ・パロス・ヴァーデスの邸宅でひとり暮らしていましたが、日本旅行へ行った際に、温泉宿で1人亡くなってしまいました。 …
2020年の本屋大賞の大賞受賞作品です。 毎日公園でこども達を見ている、ロリコンと思われる19歳の大学生が、9歳の少女を誘拐し監禁したとされる事件が起こります。 実際は世間が思うような関係ではないのに、何年経ってもメデ…
今回は、SDGs時代の環境問題の最前線の本のご紹介です。 長年、NHKのディレクター、プロデューサーとして環境キャンペーンの責任者を務め、地球温暖化や気候変動の取材を続けてきた堅達京子が書かれています。 私は「プラスチッ…
『満月珈琲店の星詠み』望月麻衣 満月の夜にだけ現れ、マスターや店員さんがネコの不思議な珈琲店。 お客さんは飲みたいものや食べたいものを注文できず、店員さんが選んでくれます。 その選ばれるドリンクやスイーツのイラストが描か…
私の大好きな作家さんである原田マハさんの歴史アート小説「風神雷神」のご紹介です。 『風神雷神』 原田マハ 有名な風神雷神図屏風を描いた俵屋宗達という絵師の少年から青年時代にフォーカスしたフィクションストーリーとなって…
突然ですが「アガスティアの葉」って聞いたことありますか? 数千年前にインドにいたアガスティアという聖者が残した予言書です。 なんと前世・今生・後世など、自分についての全てのことが何千年も前から予言されているという…
先日読み、面白かった小説をご紹介します。 時は1936年。 看護婦として働いていた美人な久美子は、フランスから羽田空港を目指している最中に墜落した、フランス人の飛行士アンドレ・ジャピーの専属看護婦に任命されます。 言…