『風の歌を聴け』村上春樹

『風の歌を聴け』村上春樹

村上春樹さんの長編、1作品目です。

大学生の主人公の僕と、鼠、指が4本しかない女性が過ごした夏の18日間の物語。

舞台は日本なのですが、日本ではないような不思議な空気感に包まれていていました。

冒頭の「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」と作家に言われた言葉がとても印象的でした。

小説を書こうと思っている鼠が言った、「蝉や蛙や蜘蛛や、そして夏草や風のために何かがかけたらどんなに素敵なんだろう」という部分も美しいなと思いました。

村上春樹さんの小説は色々と読んでいますが、短編集の『一人称単数』についても紹介しています。

気になる方はこちらから見てみてください。



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