『星の王子様』サン=テグジュペリ
飛行機トラブルで砂漠に不時着したパイロットの「僕」は、麦色の髪をした不思議な男の子に出会う。
男の子は小さな星の王子様で、いくつかの星を巡って、7番目にやってきた星が地球だった。
王子さまから、星を旅して出会った他の星の個性豊かな人たちの話を聞くと、それはまるで数字や物事の表面だけを見て判断してしまう大人を風刺したような人たちだった。
ものごとは心で見なくてはよく見えない。
いちばん大切なことは目に見えない。
バラをかけがえのないものにしたのは、バラのために費やした時間だった。
王子さまが星へ帰る時が近づき、僕へプレゼントをくれた。笑う星々を。
その時に王子さまが「そのうち悲しい気持ちが和らいだら(悲しい気持ちは必ず和らぐよ)」と言った言葉。
悲しいことが起きた時は王子様のこの言葉に励ましてもらおうと思うほどに優しい言葉だと思った。
とても大切なことを教えてくれる、思い出させてくれる心が優しくなるストーリー。
小学生頃に読んだはずだったがいっさい記憶にないため、手元に置いておき、何度も読みたいと思った。
画家になりたかったサン=テグジュペリが描いた挿絵がゆるく優しい色使いで可愛いのもまたこの本の魅力のひとつ。
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