『おいしいものと恋のはなし』田辺聖子
美味しい料理と恋は表裏一体。
気になっている男性から、飲み友達になってほしいと言われてしまい、仲良くしていたが翻意させるために、容姿を気にせず自分の着たい服を着て、自信をつけていく女性の話や、結婚する気がない酒飲みの男と旅行へ行き、結婚について切り出そうと考えている女性、失恋した時に余りチョコとしてチョコをあげた人にバレンタインのチョコとして日本酒の飲めるお店に連れて行ってもらう女性、浮気夫のために奮発したステーキを焼く女性など、9つの恋物語からなる。
こてこての関西弁で、時代背景も昭和で、ストーリーに入り込むのに抵抗がある人もいるかもしれない。
私は関西出身のため、こういう喋り方の人やこんなキャラクターの人いるいる!と思ったりしながら読めて、スラスラ読めた。
特に卵に目鼻や、婚約、百合と腹巻が面白かった。
コメントを残す