『失われた女の子 ナポリの物語4 』エレナ・フェッランテ

『失われた女の子 ナポリの物語4 』エレナ・フェッランテ

前作まではこちら。

『リラとわたし ナポリの物語1』エレナ・フェッランテ

『新しい名字 ナポリの物語2』エレナ・フェッランテ

『逃れる者と留まる者 ナポリの物語3』エレナ・フェッランテ

ナポリの物語シリーズのラスト。

幼い頃からの初恋の相手と不倫するため、夫と、娘たちを捨て、旅行に出かけたエレナ。

リラは、実業家として成功しつつあった。

そして離婚したエレナが、リラの近くで住み始め、同じ頃に2人は妊娠し、素晴らしい交流が再びはじまる。

しかし、その後タイトルの通り悲しい事件が起こる。

 

 

 

かなりの長編だったので、読み終えると喪失感。

ラストでは幼少期に失くしてしまった人形が、姿を消したリラによってひっそりとエレナの元に届けらた。

そしてもう2度とリラには会えないのだろうと悟ったエレナ。

切ない。

ナポリの貧しい家に生まれエレナは、勉学に励み、本を書き、様々な苦難を乗り越え、子どもたちを守りながら道を切り開いてきた。

だけど、リラと友情が始まった時からずっと、エレナは、リラの望むほうに引っ張られていた人生だったのかもしれないと自問する。

’’わたしの’’この体と’’わたしの’’人生を使って、リラはこれまでひたすら、逆境から這い上がろうとして戦う’’彼女の’’物語を語ってきたのかもしれない。

2人の女性の異なる人生を幼少期から、老年期まで当時の時代背景なども交えながら、細かく描かれており、本当に素晴らしかった。




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