早朝から、いよいよ念願だったエベレスト遊覧飛行にチャレンジ!
ヒマラヤの山々を間近に感じる空中の絶景体験は、想像以上に感動的で、心に残るひとときとなりました。
この記事では、そんな特別な体験から始まったネパール旅行2日目の記録をお届けします。
ネパール最大の仏塔、ボダナート・ストゥーパで過ごした静かな時間、歴史と工芸の町・パタンで出会った美しい街並み、
そして再び訪れたダルバール広場の様子を、写真とともに綴ります。
\あわせて読みたい/
目次
🕘 2日目のスケジュール
6:15 | エベレスト遊覧飛行 |
8:15 | 「ボウダナート・ストゥーパ」観光 |
8:30 | ボウダナート・ストゥーパの敷地内で朝食 「Himalayan Java – Boudhha」 |
10:00 | パタン散策 |
12:00 | パタンで昼食 「Paalcha Newari Kitchen」 |
14:00 | ホテルで休憩 |
15:00 | カトマンズ散策 |
17:15 | タメル地区で夕食とデザートモモ 「Yangling Tibetan Restaurant」 「Everest Momo Center」 「Newa MoMo Restaurant」 |
✈️エベレスト遊覧飛行にチャレンジ!
今回の旅の大きな楽しみのひとつ、エベレスト遊覧飛行。
フライト時刻は朝6:15発。
「国内線は2時間前に着いておきたい」という自分なりの目安と、窓側の座席を確保したいという思いから、朝4時過ぎには空港に到着しました。
ところが、
空港にはまだ鍵がかかっていて入れず・・・
なんと開門は5時からとのこと!
旅行中は体力温存も大切なので、無理に早起きしすぎないようご注意を。
5時少し前からは他の利用客も集まりはじめ、入り口前に自然と列ができていきました。
実際に空港が開いたのは、5時を少し過ぎた頃。
幸い、入り口付近には椅子があり、外ながらも腰をかけて待つことができたのが救いでした。
タメル地区のホテルから空港へは配車アプリを利用し、料金はNPR 455(約478円/2025年6月時点)でした。

6:15を少し回った頃、いよいよ搭乗。
機内は、通路を挟んで両側に2席ずつの座席配置。嬉しいことに全員が窓側の席に割り当てられていました。
混雑状況にもよるかもしれませんが、私の便では隣の席は空いていて、ゆったり。
遠慮なく窓に張りついて、外の景色を楽しむことができました。

今回のフライトでは、山頂に雪を被ったヒマラヤ山脈が見えたものの、残念ながらエベレストは見ることができず、途中で突然引き返しました。
それでも、雄大な山並みが続く景色は圧巻!
「これだけでも十分楽しい」と思えるひとときでした。
機内では、CAさんが翌日の振替手続きについて説明していたようなのですが、英語?が聞き取れず…。
同じ便に乗っていた親切な旅行者の方が、あとで丁寧に教えてくださいました。
エベレスト遊覧飛行の予約方法や注意点などはこちらの記事をご覧ください。
\あわせて読みたい/
🛕ボウダナート・ストゥーパで見た五体投地──深い祈りのかたち

その後は気を取り直して観光スタート。
まず訪れたのは、ネパール最大の仏塔「ボウダナート・ストゥーパ」。
色とりどりのタルチョ(祈祷旗)が風に揺れ、ブッダアイズに静かに見つめられながら歩くストゥーパ周辺は、どこか神聖で心がすっと落ち着くような空気に包まれていました。
そんな中、ストゥーパの周囲を歩いていると、ひとりのお坊さんが地面に身を投げ出すように礼拝を繰り返している姿が目に留まり、思わず立ち止まりました。
調べてみたところ、これは「五体投地(ごたいとうち)」と呼ばれる礼拝法。
頭・両手・両膝の五つを地面に触れさせて行います。
仏教における最も深い敬意の表現のひとつなのだそう。
特にチベット仏教において重要な修行とされており、祈りや願いを込めて、何千回・何万回とこの礼を繰り返す巡礼者もいるのだとか。
お坊さんが、ゆっくりと、でも確かに前へと進んでいく姿には、信仰の深さと精神の強さがにじみ出ていて、思わず心を打たれました。
とりわけ信仰心が生活に根付いていない私たち日本人にとって、その姿勢や祈りのかたちは、静かに胸に刺さるものがあります。
この場面に立ち会えたことは、ネパールの旅の中でも特に印象深く、心を揺さぶられる体験となりました。

※この画像は、五体投地の姿勢をわかりやすく伝えるためにAIツールで作成したイメージイラストです。実際の現地の様子とは異なる部分もありますので、ご理解ください。
📍Buddha Stupa(ボウダナート・ストゥーパ)
🎟️入場料
NPR 400(約466円/2025年6月時点)
🍽️ブッダアイズを眺めながら朝食

ストゥーパの周囲(ボウダナート・ストゥーパ敷地内)には、カフェやお土産屋さんも並んでいます。
今回はブッダアイズを間近に望めるカフェで朝食を楽しみました。
訪れたのは、「Himalayan Java Coffee(ヒマラヤン・ジャワ・コーヒー)」。
カトマンズのあちこちで見かける、有名なローカルコーヒーチェーンです。


注文したのは、
- White Prakash Tea(Half Teapot)
- Brewed Coffee(V60)
- Jaba’s Big Breakfast
合計金額は NPR 1,455(約1,695円/2025年6月時点)。
📍Himalayan Java – Boudhha
※ストゥーパの敷地内にあるため、入場には NPR 400(約466円/2025年6月時点) のチケットが必要です。
古都パタンへ──ネワール建築と工芸の街を歩く

朝食を終えたあとは、カトマンズの南に位置する古都パタン(Lalitpur)へ移動。
配車アプリを利用し、料金はNPR 500(約583円/2025年6月時点)でした。
市街地からのアクセスも良く、道中も比較的スムーズでした。
かつて「美の都」とも称されたこの街は、歴史ある宮殿や寺院が点在し、伝統的なネワール建築が今も息づいています。
王宮広場内には、歴史的建造物や仏塔、そして細密な装飾が施された寺院が集まり、まさに“生きた美術館”のよう。
一歩ごとに写真を撮りたくなるスポットが続きます。
📍パタン旧王宮広場
🎟️入場料
NPR 1,000(約1,165円/2025年6月時点)
🛍️日本人オーナーのお土産屋さん

広場のすぐ近くには「ネパール ガネーシャ」という、日本人オーナーのお土産屋さんも。
私が訪れたときはオーナーさんは不在でしたが、店員さんが日本語で対応してくださったのがとてもありがたかったです。
お土産の価格も比較的良心的で、タメル地区よりやや安い印象。
ただ、知人からは「少し高めかも」との声もあったので、物やお店によって、価格差はあるかもしれません。
📍ネパール ガネーシャ
👕 街歩き中に見つけたTシャツショップ
Yala Sadak通り沿い、王宮広場からPaalcha Newari Kitchenに向かう途中の左手に、地下へ続く階段のあるおしゃれなTシャツ&パーカーショップを見つけました。
お店の場所と、店名を覚えていなくって大雑把な説明ですみません・・・。
ネパールらしいデザインだけでなく、ロックTシャツのようなクールなデザインも並んでいました。
夫が、気に入ったデザインがあったのですが、希望のサイズがなく今回は断念。
数日で仕上げてくれるとのことでしたが、受け取りには日程に余裕が必要かもしれません。
🍽️ネワール料理が楽しめるレストランでランチ

ランチは「Paalcha Newari Kitchen」へ。
モモやバッファローのセクワ、スパイスの効いたジャガイモ料理など、本場のネワール料理をたっぷり堪能しました。
中でも印象的だったのが、バッファローのセクワ。
噛みごたえが超ワイルド!
でも、スパイスの味付けが絶妙でクセになります。
この味付けなら、チキンのセクワもきっと美味しいんだろうなと思いつつ・・・お腹いっぱいで断念。
ちなみに、私が個人的に1番好みだったモモはこちらのお店です。
ですが、お店のおすすめメニューはなんとスパイラルポテトとのこと。
ネパール料理ではないけれど、せっかくおすすめしてくれたので食べてみました。
カレー味に飽きている時などにおすすめです!
お会計は、料理と水2本で
合計950ルピーくらい(約1,100円/2025年6月時点)でした。


📍Paalcha Newari Kitchen
🚶♀️マリオットホテルから歩いてダルバール広場へ

午後はホテルで少し休憩したあと、再びダルバール広場へ。
今回は、タメル地区のマリオットホテルから歩いて向かってみました。
すると、その道中が予想以上に面白くて印象的だったんです。
通りかかったのは、おそらくインドラチョーク(Indra Chowk)というバザールのようなエリア。
カラフルな布屋さんや衣装屋さん、鍋などの調理道具屋さん、そしてスパイスの香り漂うお店まで・・・
通り沿いには多彩なお店がひしめき合い、ものすごい熱気とエネルギーに圧倒されました。
でこぼこした石畳の道を、大勢の人が行き交っていて、写真を撮るのも一苦労。
でもその分、リアルな日常に触れられる体験ができて、まさに“歩くだけで楽しい”エリアでした。
ちょっとカオス、でも最高にエキサイティング。ただの「移動」のつもりが、すっかり街歩きのハイライトに!


👑生き神クマリにお目にかかる

前日、時間が遅くて見学できなかった「クマリの館」を再訪。
そして今回は、ついに、生き神クマリにお目にかかることができました!
わずか数分の対面でしたが、その神秘的な存在感にしばし見とれてしまいました。
前日に、手続きしたチケットを持っていましたが、特に見せたりせず、館内に入れました。
手続きの際に教えてもらったクマリに会える時間は
11:00〜12:00 と 16:00〜17:00。
ただ、毎日この時間に必ず会えるのかどうかは確認できていないので、目安として参考にしてくださいね。
🧒 生き神クマリって?
クマリとは、ヒンドゥー教の女神「タレジュ(Taleju)」の化身とされる少女のこと。
ネパールの首都カトマンズを中心に信仰されている伝統で、特にネワール族の間で重要視されています。
伝統的な選定儀式を経て、3〜5歳ごろの少女の中から、外見や性格、占いなどをもとに選ばれるのだそう。
選ばれた少女は「生き神」として神格化され、初潮を迎えるまでの数年間、クマリとして崇拝されます。
🥤土器で味わうラッシータイム

クマリとの神秘的な対面の余韻に浸りつつ、次に向かったのは 「Soil Pot Tea House」。
こちらでは、なんとテラコッタカラーの素焼きの土器でラッシーをいただけるんです!
冷たいラッシーの美味しさをより引き立ててくれるような、雰囲気たっぷりの一杯。
ちょっと特別なご当地ドリンク体験にぴったりのカフェでした。
ラッシーの料金は
NPR 120(約130円/2025年6月時点)でした。
📍Soil Pot Tea House(ダルバール広場近く)
🍽️夜はタメル地区で、ネパール名物・モモの食べ比べ!

夕食は、ネパールの国民食とも言える「モモ(蒸し餃子)」を食べ比べ。
この夜は
- Yangling Tibetan Restaurant
- Everest Momo Center
- Newa MoMo Restaurant
の3軒をハシゴ!
🥟Yangling Tibetan Restaurant
Googleマップの口コミを見ていると、ガイドブックにも掲載されている、有名店。
チキントゥクパ2杯、モモ、マンゴーラッシーなどを注文して
合計 NPR 1,110(約1,166円/2025年6月時点)


📍Yangling Tibetan Restaurant
🥟Everest Momo Center

カトマンズ市内に複数の店舗を展開する、モモ専門店。
こちらのお店の特徴は、モモにパクチー入りのスープをたっぷりとかけて食べるスタイル。
他のお店でいただいたモモとはまったく違う味わいで、面白さがあります。
スープは後からかけてくれるので、パクチーが苦手な方は断ってくださいね。
料金は 10個でNPR 140(約160円/2025年6月時点)でした。
📍Everest Momo Center
🥟Newa MoMo Restaurant

いろんな種類のモモが楽しめる、モモ好きにはたまらないお店。
ポテトやほうれん草、マッシュルームチーズなど、具材のバリエーションが豊富です。
食後のデザートには、チョコレートモモをチョイス。
料金はすみません、忘れちゃいました・・・
Googleマップに掲載されているメニュー表では
チョコレートモモは200ルピー(約230円/2025年6月時点)。
今回訪れたお店の中では、ちょっぴり高めの価格帯かもしれません。
📍Newa MoMo Restaurant
さいごに
気づけば、あっという間に2日目が終了!
朝から晩まで本当に盛りだくさんで、ちょっと疲れたけれど、それ以上に心が満たされた1日でした。
モモの食べ比べ、またやりたい・・・
ネパール旅3日目の様子はこちらの記事をご覧ください。
コメントを残す