前日に挑んだエベレスト遊覧飛行は、惜しくも天候に恵まれず断念。
その悔しさを胸に、迎えた3日目の朝。
世界最高峰を見て見たい一心で、再び早朝の空へ飛び立ちました。
そして、上空から眺めた光景は、この旅で一番心に残っているかもしれません。
遊覧飛行の後は、歴史ある古都バクタプルをのんびりと散策。
ネワール建築が美しく並ぶ街並みや、素朴な人々の暮らしに触れながら、
名物のズーズーダウ(水牛のヨーグルト)を味わいました。
午後にはナガルコットへ移動し、標高2,000mのリゾート地で静かなひとときを。
大自然に囲まれて過ごす時間は、旅の疲れを癒してくれる特別なステイになりました。
そんな3日目の様子を、写真とともに綴ります。
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目次
🕘3日目のスケジュール
6:15 | エベレスト遊覧飛行に再挑戦 |
8:30 | ホテルに戻り、朝食・チェックアアウト |
11:00 | バクタプル散策 |
12:45 | バクタプルで昼食 「The 1990 Yummy Laphing & Momo Center」 |
14:30 | ナガルコットのホテルに到着 「Hotel Country Villa」 |
15:00 | ホテル内を散策 |
18:00 | ホテル内で夕食 |
✈️エベレスト遊覧飛行リベンジ!
昨日は空港に早く到着しすぎた体験を早速活かし、この日は朝5時少し前に到着。
配車アプリでNPR 400(約466円/2025年6月時点)でした。
チェックインカウンターで手続きを済ませ、しばらく待機します。
搭乗の流れは、前日とほぼ同じ。
この日も1人ずつ窓側の座席が用意されていました。
着席して間もなく、乗務員の方から
「今の天候では、エベレストが見える確率は50%ですが、飛びますか?」
と確認の声がかかりました。
「50%ならきっと見える!」
そう自分に言い聞かせながら、胸が高鳴るのを感じていました。
やがてヒマラヤ山脈が視界に広がり、さらにドキドキが増していきます。

窓から前方を凝視していると、小さくですが、でも確かに、エベレストの頂(窓の右側の三角)が見えてきました!

「あそこが、世界で一番高い場所なのか・・・」
言葉にできない感動と、ここを目指して挑む人々への畏怖の念が込み上げてきます。
エベレスト遊覧飛行の予約方法や注意点などはこちらの記事をご覧ください。
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🍽️ホテルに戻り朝食
宿泊している「フェアフィールド バイ マリオット カトマンズホテル」に戻ります。
ホテルまでは配車アプリで
NPR 850(約991円/2025年6月時点)でした。
朝食ビュッフェをいただきます。
エベレストが見られ、胸がいっぱいになりすぎて、正直なところ、あまり食べられませんでした。
ちょっと驚いたのは、夫が注文したオムレツにパクチーがたっぷり入っていたこと。
食べてみたかった、ネパールの伝統的な甘い揚げパン、セルロティもあり、この時の私には1番美味しかったです。


🛕ネパールの古都バクタプルを歩く

チェックアウトを済ませ、バクタプルへ向かう車を配車アプリで探します。
距離があるためか、ドライバーが中々見つかるまでに少し時間がかかりました。
Pathaoを利用したのですが、料金を忘れてしまいました。
40分程でバクタプルに到着。
歴史ある街並みには、ネワール建築が美しく映え、まるで時が止まったかのような雰囲気が漂います。
観光客も少なく、のんびりと歩きやすかったのが印象的でした。
この街では、サリーのような伝統衣装を身に着けた人が多く、ヒンドゥー教の文化や空気をより強く感じます。
また、女性が眉間に貼るビンディと呼ばれるシールを売っているお店もたくさん見かけました。
カトマンズでは気づかなかっただけかもしれませんが、ここでは特に目についた気がします。


そしてひとつ、ここで私は大きなミスを犯していたことに気づきました。
Googleマップに「パシュパティナート寺院」を保存していたのですが、なんと同じ名前の別の寺院を目的地にしてしまっていたのです。
私が訪れたかったのは、カトマンズにある、川沿いにあるネパール最大のヒンドゥー教寺院です。
「パシュパティナート寺院」という名前の寺院は複数ありますので、行き先を選ぶ際はぜひお気をつけください。
余談ですが・・・
ネパールが舞台の小説『王とサーカス』で描かれているパシュパティナート寺院は、カトマンズ東部にある大規模な寺院です。
今回私が訪れようとしていたのは、バクタプルにある別の寺院で、同じ名前なので間違えやすいなと感じました。
本を読んでいたときは、「こんなに遠くまで行くのだな」と思っていたのですが、実際に王室の葬儀などが行われるのは、カトマンズ側の寺院だそうです。
ちなみに、「ダルバール広場」という名前の広場もネパール各地にたくさんありますので気をつけてくださいね。
王とサーカスに興味がある方は、こちらの読書ブログもおすすめです。
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📍ダルバール広場(バクタプル)
🎟️入場料
NPR 1,800(約2,097円/2025年6月時点)
🥄バクタプル名物のズーズーダウをいただく
バクタプルで1番楽しみにしていたのは、名物の水牛のヨーグルト「ズーズーダウ」。
「バクタプルでしか食べられない」そうなのです。
ズーズーダウを食べてみたいがために訪れたと言っても過言ではありません!
ズーズーダウは2軒で食べてみました。
🍦kulfi sansar

街を散策していると、あちこちでズーズーダウを売っているお店があり、どこで食べようか迷います。
1軒目は、散歩の途中に見つけたこちらのお店に決定。
濃厚ですが、ラッシーのような爽やかさがあり、少しさっぱりとした味わいでした。
🍦Madhikarmi JuJu Dhau Center

2軒目のこちらは、どなたかのブログで見つけたお店。
濃厚でコクがあり、チーズケーキのようで感動!
おかわりしたいくらいでしたが、食べている最中にお店の入り口で寝ていた野良犬が、おばあちゃんの腕を軽くガブっとしてしまい・・・
慌てて食べて退散することになりました。
🍽️ 昼食はチベット料理を

昼食は、「The 1990 Yummy Laphing & Momo Center」でいただきました。
キーマヌードルとモモを注文。
キーマヌードルはスパイスが効いていて、ボリュームたっぷり。
モモは2種類あり、選んだものはとても大きく、大阪の名物551の豚まんのような大きさで、こちらもボリュームたっぷり。

📍The 1990 Yummy Laphing & Momo Center
🚗ナガルコットへ移動
昼食をとったお店から、タクシーで高原リゾート地として人気のナガルコットへ向かいます。
今回はinDriveを利用し
料金はNPR 1,400(約1,630円/2025年6月時点)でした。
乗車時間が長く、山道を進むため、車がちょっと良さそうなドライバーを選びました。
アプリ上ではもう少し安い金額が表示されていましたが、配車後にドライバーから電話がかかってきて、そこから値段交渉となり、最終的にこの金額に決定。
電気自動車で運転も上手く、とても安心できる大当たりのドライバーさんだったと思います。
そのため、翌日のカトマンズまでの送迎もお願いすることにしました。
もともとはホテルで送迎を手配(45 USD)するつもりでしたが、快適な移動時間だったのが何よりの決め手で、料金もホテル経由で頼むよりお得でした。
もし安心できるドライバーさんに出会えたら、カトマンズへ戻る際の送迎も相談してみるといいかもしれません。
1時間かからないほどのドライブで、ホテルに到着しました。
🏨天気が良ければ、ヒマラヤ山脈も一望できるホテル

ナガルコットは標高約2,000m前後の高原リゾート地。
その中でもかなり高い位置に建っているホテルのひとつ、「Hotel Country Villa」にチェックイン。
上記写真はロビーに飾られている絶景写真!
私もこの景色を楽しみにしていたのですが、残念ながら天候と、大気汚染により景色が霞み、ヒマラヤ山脈はうっすらとしか見られませんでした。

ウェルカムドリンク、見た目はちょっと・・・という感じでしたが、飲んでみると意外にも美味しい。
どんなお味だったかはすっかり忘れてしまったものの、気づけば飲み干していました。
こちらは3つ星?ホテルのようですが、スタッフの方もとても親切で、お部屋は清潔感もあり、シャワーの水圧もしっかりあります。
友人が少し前に宿泊して良かったと聞いていたのと、部屋からの眺めがいいことでこちらのホテルを選びましたが、評判通りとても快適に過ごせました。

バルコニーからはこの眺めです。
高い所にいるということを実感させられます。
個人的にお布団がふわふわしているのが心地ちよくって、眠る時に幸せを感じました。


📍Hotel Country Villa
宿泊費
1泊12,770円(朝食付き)でした。
Hotel Country Villaの公式ホームページはこちら
🍽️夕食はホテル内のビュッフェでいただきます
敷地内を探検したり、卓球大会をしたり、ビリヤードをして楽しく過ごしていると夕食の時間に。
アラカルトでいただけるメニューもありましたが、夫の希望でビュッフェに。
食事も、デザートも、どれも美味しくいただきました。
料金は2人でNPR 3,920(約4,570円/2025年6月時点)。
1人あたりNPR 1,960(約2,285円)でした。


⛰️高山病は大丈夫?
旅行会社のホームページや、ナガルコットを訪れた方のブログをいくつか見ていると
「高山病はほとんど心配ない」と書かれていることが多いです。
実際、標高は約2,000m前後なので、本格的な高山病が起こることは少ないようです。
ただ、私の場合はホテルに到着して部屋へ向かうとき、階段を何度も上り下りしたせいか、少し息切れしやすく、軽いめまいを感じました。
少し横になって休んだらすぐに回復しましたが、これは標高が約2,000mと高めなこともあり、軽い高地反応だったのかもしれません。
体調や疲れによっては、高山病に似た症状を感じることもあるかもしれないので、無理せずこまめに休憩を取ることをおすすめします。
その後はすっかり元気になり、卓球大会で走り回れるくらい回復しました!
さいごに
標高が高いと、きっと星空も近くに感じられるんだろうなと思い、
夜中に何度も目を覚ましては空を眺めてみましたが、残念ながら満天の星には出会えませんでした。
それでも、この旅で見たエベレストの頂は、私にとって何ものにも代えがたい光景。
空に浮かぶ世界最高峰を目にした感動は、今も心に深く残っています。
ナガルコットの美しい自然、ヒマラヤの雄大さを、ぜひ多くの方に体験していただきたいです。
ネパール旅行最終日、4日目はこちらをご覧ください。
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